Backlog Favicon ChangerをNew UIに対応させました

nulab-inc.com

というわけで、いつもお世話になっているBacklogにNew UIがやってきました。

ただ、残念ながら今回のアップデートでもファビコンは各プロジェクトのアイコンを反映するものではなかったので、「これはまたBacklog Favicon Changerの出番かな」と思ったらHTMLが変わった結果、見事に動かなくなりました。

というわけでNew UIに対応しました(v0.2.0)(Chromeウェブストアへの反映待ちです)。

chrome.google.com

というわけでニッチですがご利用下さい。

JAWS Festa 東海道2016でawspecとかAWSの構成テストとかについて話します

登壇者応募をして採択されたので今週末名古屋に遠征します。

楽しみです。

jft2016.jaws-ug.jp

AWSをテスト(?)

タイトルは「Inside of awspec -AWSをテストする方法。そしてその中のはなし-」ということなのですが、 25分という時間なので、内容的には、JAWS-UG福岡:3度目の濃い目にAWSの話をしてみよう - JAWS-UG九州 | Doorkeeper で喋った若干濃い内容を時間に合わせてぎゅぎゅっと濃縮して短くしたうえで、「AWSのリソース構成のテスト(?)」について思うことをしゃべろうと思います。

awspecのメンテナンスをしていると、いろいろなPull Requestを国内外からいただきます。本当にありがたいです。

そのPRから垣間見える「テストツール作ってくせにお前わかっていないな!ここをテストしたいんだよ!」という思いとかは、実際にPRをマージしている自分が紹介すると面白いかなーと思っています。

会社の元名古屋在住の同僚に20,000円オーバーの寿司屋の紹介をされて戸惑っているので、もう少しリーズナブルなところで美味しくご飯を食べたいです。

ぼっちだと思うので是非声かけて下さい!

Developers Summit 2016 FUKUOKAで発表してきました

発表してきました

思い起こせば10年たっていた

どうやら勤続10年目に突入していました。 実は、会社の全体合宿でサプライズで祝ってもらったことで気づきました。

気づいたら入社10年目。会社のツートップからのサプライズプレゼント。一生モノ。頑張ります。 #work10thyears

10年かー

と思いつつ、ちょうどいいので10年を振り返る形で、Fusicがどのように生き延びてこれたのかについて考えた結果を発表しました。

実際は正直わからない

ぶっちゃけたはなし、

いちエンジニアの想像ですし、全ては結果論でしかないので合っているかどうかはわからないです。

ただ、最後の結論について同意してくれる人が思いのほか多く、「もしかしたら間違っていないかも」とも思ったり。

こういうイベントで、ツートップが喋ったら面白いと思うんですけどねー。聞いてみたい。

というわけで

良い機会をいただきありがとうございました。

Codenize.toolsのRoadworkerのソースコードを読む(roadwork -e) #fukuokarb

AWSCLIツール系では最高レベルに便利なCodenize.toolsからいろいろ学ぼうと思って、Fukuoka.rbでもくもくと読んでいました。

fukuokarb.connpass.com

同時にawspec業もしていたので、面白そうなapplyコマンドまで読み進められなかったのが残念。

以下、メモ。

bin/roadwork

なんとなく bin/roadwork からスタート。optparseを使っているのか。

if options[:debug]
  Aws.config.update(
    :http_wire_trace => true,
    :logger => options[:logger]
  )
end

おお...(デバッグオプションとかつけてないな、awspec

client = Roadworker::Client.new(options)

roadwork -e

awspec generateと同じ流れだろうと踏んで、exportコマンドから追ってみる。

コードを追ってみると実体は Roadworker::Exporter#export_hosted_zones(hosted_zones) っぽい。

Roadworker::Collection.batch

Roadworker::Collection.batch で(大抵のaws-sdk-rubyの*::Clientクラスのレスポンスで返ってくる)ページング可能なオブジェクトをいい感じに回している。カッコいい。

module Roadworker
  class Collection

    class << self
      def batch(pageable_response, collection_name)
        pageable_response.each do |response|
          response.public_send(collection_name).each do |item|
            yield(item)
          end
        end
      end
    end # of class method

  end # Collection
end # Roadworker

DSL変換

aws-sdk-rubyからのレスポンスをいい感じにハッシュにまとめてRoadworker::Client#exportに戻して、今度はRoadworker::DSL::Converter#convert でRoadworkerのDSLに変換している。

Roadworker::DSL::Converter#output_rrsetの中

name = recrod.delete(:name).inspect

Hash#deleteの動きで、keyを消しつつvalueを取り出していて、String#inspectで、エスケープしている。こういうふうに使うのかー。


というわけで時間切れ。

"Amazon Web Service企業導入ガイドブック" はまさにそのサブタイトルの通りだったし、AWS導入に関わるエンジニアも読んでおくべき内容だった

タイトルでほとんど言いたいこと言ってしまった。。。。

なおサブタイトルは

企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで

です。

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

@ryuzeeさんがプレゼントキャンペーンをされていたので、興味があったので応募したのですが、見事に当たりました。

connpass.com

本当にありがとうございました!

じっくり読んでいたら時間がたってしまったのですが、本当に読んで良かったです。

というよりも、この本は、特に弊社みたいな会社は、エンジニア問わず広く共有すべき本だと感じました。

いくつか感じたことを書いておきたいと思います。

AWSの全貌をつかめるという意味で網羅的である

まず、AWSの全貌をつかめるという意味で網羅的です。

AWSは今では70を超えるサービスがあるそうです。

AWSを導入するにあたって、より良い形で導入するためには、それなりに各サービスを知っていなければなりません(知っていなければ検討すらできない)。

自分もawspecというAWSのサービス全体に関係できるツールを作っていますが、全てのサービスを良く知っているわけではありません(なので理解できたところから実装している状況)。

そういった意味でも、たった数ページで検討や調査をする最初の一歩にできるのは非常に心強いです。

企業として導入において検討すべきポイントが網羅的である

さらに、導入において、検討すべきポイントが列挙されているという意味で網羅的です。

"企業導入ガイドブック" と銘打っているだけに、「おみそれしました。勉強になります。」としか言えない内容です。

自分みたいなエンジニアは、ついついAWSのテクノロジーの新しさに目がいきがちですが、企業にとって必要なポイントは、AWS導入によって得られた価値です(ざっくり)。

AWS導入に関わるエンジニアはまずこの本で「提案内容、導入検討内容に、ヌケモレがないか」を確認をしたら良いと思いました。リーンシートとか3Cとかフレームワークみたいなイメージ。

"AWSノックアウト条件"など、ヒアリングが漏れていて時間をかけて検討が進んだあとに「実は導入できませんでした」となったら目も当てられません。

導入前の分析から導入後の改善まで、フローについて網羅的である

導入だけでなく、導入前の検討から。導入まででなく、導入後の運用、さらには監視・改善まで。企業としてAWSに関わる全てのフローについて網羅的に記載されています。

なので、導入時に読む本でもありますが、運用時に読む本でもあると言えます。

AWSに関わっている間、いつ手にとって良いという意味でも非常に強力な書籍と言えます。

というわけで

網羅的でした!もう社長も含めて社員全員読めばいい!!

次はうちのマーケティングチームのリーダーに情報を共有して読んでもらおうと思っています(会社の書籍制度フル活用)。

AWSに関わるならば一度は読んでおきたい本、置いておきたい本です。

AWSに関わるエンジニアとしては、この本から飛び出した価値を提供できるようがんばらないと。。。

Backlogに添付されたファイルをscpみたいにダウンロードするbacklogcpコマンドを作った

皆さんBacklog使っていますか?私はいつも便利に使っています。

Backlogの添付ファイルをクリックしてダウンロードしなければならない問題

ところで、こんなことありませんか?

  • 素材ファイルを添付してもらったが、それを利用するためにクリックしてダウンロードしてリネームして設置
  • バナーファイルを添付してもらったが、それを利用するためにクリックしてダウンロードして、さらに仮想環境に転送して設置
  • バナーファイルを添付してもらったが、それを利用するためにクリックしてダウンロードして、さらに本番環境に転送して設置

ダウンロードして見るだけのようなファイルなら良いのですが、エンジニアとしてBacklogを使っているとどうしても添付ファイルと開発が紐付いてきます。

で、上記のような作業が続いて続いて続いたので、嫌になってBacklogから直接ファイル設置できるようなコマンドを作りました。

backlogcp

github.com

事前設定

Backlogの[個人設定] > [API] でAPIキーを生成します。

f:id:k1LoW:20160707195051p:plain

インストール

$ gem install backlogcp

使い方

Backlogからファイルをダウンロードできそうに見えるURLをコピーします。例えば、

です。

そして、設置したいサーバで backlogcp のあとにコピーしたURLをそのまま貼り付けて保存先を指定します。

$ export BACKLOG_API_KEY=XXXXXxxxXXXXxxXXXXXxXXXXXXX
$ backlogcp https://101000lab.backlog.jp/file/TEST/path/to/%E7%94%BB%E5%83%8F.jpg ./path/to/image.png

scp ライクにファイル設置ができます。

これで、「クリックしてダウンロード」がなくなりました。便利!

というわけで、Backlogで「クリックしてダウンロード」が嫌になった人は是非使ってみて下さい。


(Backlogで、ダウンロード用の期限付きURLとか発行できるようにならないかなー)

フォームの入力を覚えてくれるChrome Extension "typd" をバージョンアップするなどした

そろそろFirefoxにWebExtension APIが安定搭載されるみたいなので

chrome.google.com

主な変更点

  • 動的なフォーム(input要素などを追加・削除したりするようなフォーム)に、ある程度対応しました。
    • 補完キーバインドを押したタイミングにもフォームを走査するようにしました。
  • ストレージ(chrome.storage.localのMAXが 5,242,880 byte)がいっぱいになった時のために、保存しているデータをフォーム単位で削除できるようにしました。
    • 拡張機能のオプションページで削除可能になっています。
    • 1.0.0以前に保存したものは一度同じフォームで入力データを保存しないと削除できません。
  • 'type=submit' な値は保存しないようにしました。
    • これによって一部保存データが利用できなくなります。
  • バージョンを1.0に上げた。

その他

最近JavaScriptづいているので、ちょっと開発環境を見なおしてみました。

  • package.jsonによる scripts 属性で npm run * なコマンドを定義。わかりやすく。
  • Webpack + BabelでちょっとモダンJavaScript環境を構築してみた。

たったこれだけですが、それだけでもかなり良いですね。

近い将来、GitHub - OctoLinker/browser-extension: OctoLinker – Available on Chrome and Firefox.ソースコードなどを参考にFirefoxにも対応したいと考えているのですが、

そうなると当初から構想にあった「入力データの共有」が欲しくなってきそう。

今のところ、どういう形で「入力データの共有」を実現するかは決まっていませんが、便利な形で実現したいです。