PHPerKaigi 2022でGitHub Actionsについて発表した #phperkaigi

参加してきましたPHPerKaigi 2022 phperkaigi.jp 感想 一言で言うと「オフライン参加の人たちが羨ましい!!!」でした。 オンライン開催でも本当に参加してよかったと思えたのですが、時折垣間見えるオフライン参加の人たちのワイワイ感が楽しそうでした。 …

PHPerKaigiが好きな理由 #phperkaigi

PHP

PHPの名を冠していて、それでいていろいろな技術に対して門戸を開いているところが好きです。 (ほぼ)元PHPerであるからなのですが、なんとなくPHPに関われている気がして嬉しいのです。 他のコミュニティや勉強会やカンファレンスも好きなところはたくさん…

データベースにクエリを投げて結果をプリントするライブラリqpを作った

Go

データベースを伴うテストを書いていて、何故かテスト結果が安定しない事象に出くわして「なんでだ?????」と混乱した結果、データベースの状況をprintデバッグをしたくなって作りました*1。 github.com 使い方は package main import ( "database/sql" …

ファイルの一部の文字列を差し替えするためのコマンド/パッケージ repin を作った

Go

継続的ドキュメンテーション関連です。 README.mdなどのドキュメントを運用していると、そのドキュメントの一部を(CIなどで)自動で差し替えたいことがあります。 例えば xxx help コマンドの出力をもって機能一覧にしているようなREADMEだと、機能が追加さ…

Colima on ARM Macでaarch64とx86_64のDocker環境を切り替えて使う

Colimaにはプロファイル( profile )という概念があり、--profile によってVM環境を切り替えることができます。 また --arch オプションでVMのイメージを切り替えることも可能です。 上記を利用してaarch64とx86_64のDocker環境を両方準備してみます。 方針…

awsdoに ~/.aws/(config|credentials)の設定情報がなくてもAssumeRoleできるようにするためのオプションと、AssumeRoleしたロールでAWSコンソールにログインするオプションを追加した

1年以上前からの久しぶりのアップデートです。 k1low.hatenablog.com --role-arn --source-profile 複数のAWSアカウントを横断して作業することがあり、AssumeRoleのための設定を~/.aws/(config|credentials)に書くのすら面倒になってきたので、設定なしでAs…

github-script-ruby@v2でRubyのバージョンを指定できるようにした

できた https://t.co/4u8SIdBksz— k1LoW (@k1LoW) 2022年1月16日 github-script-rubyが何かについてはペパボのテックブログに書きましたので是非ご覧ください。 tech.pepabo.com github-script-rubyは、簡単にいうと actions/github-script の Ruby版です。 …

2021年の振り返りと2022年の抱負

2021年の振り返り 2021年も2020年から引き続き内に籠った年だった気がします。 また、厄年だったことは全く関係ないのですが「エンジニアとしてこの先生き残るには」ということを考えることが多かったと思います。 私はこれまであまり将来を深く考えることは…

せめてリポジトリの各ディレクトリの概要説明だけでも欲しい思ったので dirmap というツールを作ってみた

Go

既存の開発に参加するときや、0->1の開発をしているとき、いつも「せめてリポジトリの各ディレクトリの概要説明だけでも欲しい」と思っていました。 既存のプロジェクトに参加するときは「プロジェクトの理解をする側」、0->1のプロジェクトで開発をしている…

ディレクトリ内のPDFとEPUBをタイトル付きでリストアップする ebk ls を作った

Go

1つのディレクトリに雑に放り込んでいた電子書籍をPDFとEPUB横断でCLIからタイトル検索して開けるようになった。オライリーとかファイル名から中身を類推できなくて困っていたのでこれで「あの書籍どのファイルだっけ?」がはかどる。 pic.twitter.com/0wVSj…

go-githubのClientをいい感じに組み立ててインスタンスを生成するだけのgo-github-clientを作った

毎回、go-githubのclientをGITHUB_*やらGH_*やらを判定して組み立てたり、外部パッケージのgo-githubのバージョンに合わせたりするのが面倒になって、カッとなって作ったhttps://t.co/8zhsP3V8cvサブディレクトリの使い方がひどい(go-githubのバージョンに…

Monorepoなリポジトリでgo.modがネストされた位置にあるときのgoplsの設定

$ gopls version golang.org/x/tools/gopls v0.7.3 golang.org/x/tools/gopls@v0.7.3 h1:Lru57ht8vtDMouRskFC085VAjBAZRAISd/lwvwOOV0Q= Monorepoなリポジトリ内のサブプロジェクトの開発でEmacs + goplsが動かないなーと思っていて *lsp-log* bufferをみる…

GitHub上にあるリポジトリに対してAPIを通じてgit grepライクに走査できるツール gh-grep (gh grep) を作った

git grep 便利ですよね。 私は git grep と git gsub は本当によく使います。 ところで git grep はローカルリポジトリがないと実行できません。 ローカルにリポジトリがなければ git clone して、 git grep すればいいのですが、もう少し簡単にgrepするため…

Colima(Lima + Docker)で開発をしてみている

ふとDocker Desktop for Mac以外の環境でDockerイメージを使った開発できるか試したくなったのでやってみています。 私が今選択しているのは Colima というツールです(このエントリ時点でv0.2.2です)。 github.com Colimaは何をしているかというとLimaとDo…

YAMLファイルの全ての値にos.Expandenv(os.Expand)を適用するgithub.com/k1LoW/expandを作った

Go

私は作るツールの設定ファイルのフォーマットをYAMLにすることが多いです。 そして各値で環境変数を展開できるようにする機能を追加することがあります。 以下のような設定ファイルを読み込んだ際に、 ${COVERAGE_ACCEPTABLE} や ${COVERAGE_BADGE_PATH} を…

メンテナンスが終了しているgithub.com/dgrijalva/jwt-goの脆弱性CVE-2020-26160に対応する

go.modでコミュニティメンテナンスバージョンの github.com/golang-jwt/jwt に replace すれば良さそうです。 replace github.com/dgrijalva/jwt-go => github.com/golang-jwt/jwt v3.2.2+incompatible github.com/dgrijalva/jwt-goは様々なパッケージで利用…

GitHub Actionsのサプライチェーンを構成しているDockerイメージやサードパーティActionのコード対して任意のコマンドを実行するツールを作ってみた

注意: 本エントリで紹介するツールは現時点でPoCな実装であり、効果や効率を保証するものではありません。 ちょっと前に社内でGitHub Actionsのサプライチェーン攻撃についての話題があがって、「なるほどー。今時は、リポジトリのコードだけの脆弱性や第三…

Pull Requestベースでgit revertできる pr-revert / pr-revert-action を作った

記事タイトルをみて「え?それもうあるじゃん」と思った方、半分正解で半分不正解かもしれません(私が知らないだけかもしれません)。 マージしたPull Requestをリバート(して新たなPull Requestを作成)する機能はあります。 マージ済みのPull Requestの…

第8回Web System Architecture研究会に参加して「システムの変化に追従可能でかつ理解し易いドキュメントシステムのモデル化」について発表した #wsa研

wsa.connpass.com オンライン開催に参加してきました。 予稿 github.com 発表資料 システムの変化に追従可能でかつ理解し易いドキュメントシステム 発表内容はドキュメントシステム(ドキュメンテーションツール)についてです。 私は、システムを理解するた…

任意のPull Requestの内容を複数のリポジトリに対して一括コピーするツールpr-bulletを作った

GitHub Actions便利ですよね。 ペパボではGitHub Enterprise Server(以下、GHES)が運用されており、GHESでもGitHub Actionsが利用できます。 uses: だけで利用できるリポジトリを横断で再利用可能なActionの存在はかなり生産性を上げていると思います。 そ…

`container:` でUbuntuのBionic以下のDockerイメージを指定してactions/checkout@v2を利用する場合は注意が必要

GitHub Actionsを使っているとき、あまり container: を指定することはないかもしれませんが、例えば以下のように ubuntu:bionic を指定して事前にGitをインストールした上で actions/checkout@v2 を実行したとき name: CI on: push: jobs: build: runs-on: …

GitHub Container RegistoryのDockerイメージをリポジトリに紐づける方法

GitHub Container Registoryにpushしたコンテナイメージをリポジトリに紐づけてPackages欄に出す方法がやっとわかった— k1LoW (@k1LoW) 2021年3月5日 GitHub Container Registoryは、GitHub Package Registryとは異なりPublicなDockerイメージのpullにGitHub…

GitHub Actionsを使用してバージョンを指定してパッチを当てたバイナリをビルドするというフローを自動化する

リポジトリはこちらです。 github.com 何をやっているかというと過去にも実施したWazuh agentにパッチを1行当ててビルドするだけです。 k1low.hatenablog.com ただ、GitHub Actionsの利用方法としてはなかなか面白い使い方かなと思ったのでエントリにしまし…

2020年の振り返りと2021年の抱負

年越しは子供の寝かしつけからの寝落ちでした— k1LoW (@k1LoW) 2020年12月31日 年が変わるタイミングは寝ていました。起きたら明けてました。 2020年の振り返り 内に籠もった年だったのかなと思います。これには様々な要因があるとは思いますが、あまりアク…

フォント周りで作成したGoパッケージの紹介

Go

Goでフォントを扱うことって(おそらく、たぶん、きっと)ほとんどないと思うのですが、私はなぜか文字が入っているpngファイルの生成とかER図とかを出すようなOSSを開発していることから、フォント周りのGoパッケージを作る機会がありました。 どれもパッケ…

Trivy DBを他のデータベースにマイグレーションするツール trivy-db-toを作った

Trivyは言わずと知れた脆弱性スキャナです。 私は最近までコンテナ専用のスキャナだと思っていましたがそんなことはなく、様々な環境に対してOSパッケージやアプリケーションの依存ライブラリの脆弱性を高速に検知してくれる汎用的なスキャナです。 k1low.ha…

サーバが抱えているCVEとパッケージアップグレードによって解決するCVEを確認する方法

Trivyがコンテナ専用のVulnerability Scannerだと思っていた時代が私にもありました(さっきまで— k1LoW (@k1LoW) 2020年12月1日 trivy fs / これだけ。 Trivy便利!コンテナにしか使ってなかったけど何にでも使っていけそう。 こちらからは以上です。 githu…

データベースドキュメント生成コマンド tbls 更新情報 (テンプレート変更機能/ドキュメント内リンクのbaseUrl変更機能/テーブルリレーション自動検出機能)

Go

https://t.co/bxDrGgWriy がマージされたらtblsの新機能紹介エントリ書く— k1LoW (@k1LoW) 2020年11月9日 無事マージされてさらに便利になったtblsの新機能紹介エントリです。ちなみに、自分が追加した機能は1つもありません。 tblsをさらに便利にしてくれる…

GitHubやSTNSと会話して公開鍵を取得・更新するツールkeypを作った

GMOペパボではLinuxユーザ、グループの管理にSTNSやOCTOPASSを利用しています*1。 stns.jp github.com これらは簡単に言うとそれぞれTOMLファイルやGitHub(GHE)のユーザ情報をデータソースとしてLinuxユーザ、グループ、さらに公開鍵の管理をするものです。…

~/.aws/(config|credentials)の設定情報を元にMFAを行い、一時的なセキュリティ認証情報を取得してコマンドを実行するawsdoを作った

久しぶりに使うAWSのprofileがありまして、そのprofileについての記憶が失われていた結果、コマンド実行成功までに時間を溶かしてしまいました。 というのも、私は普段使うprofileではaswrapでAssumeRole(と多要素認証)を透過的に便利に実行していた結果、…