追記
with.workdir:
はwith.work-dir:
に変更になっています
https://t.co/RsAqx9wVhT の v1 リリース作業をしている
— k1LoW (@k1LoW) 2024年1月24日
octocov-action v1 をリリースしました。octocov-actionはoctocovをGitHub Actionsで使う際に使用するActionです。
今回、何が変わったかを紹介します。
Docker container actionからComposite actionに変更
Actionの実装方式をDocker container actionからComposite actionに変更しました。
これにおける効果は大きく2つあります。
octocovのバージョン指定が可能になった
1つ目は octocov のバージョンを柔軟に指定できるようになったことです。
というのもDocker container actionで ghcr.io/k1low/octocov を使っている限りはActionの外部からoctocovのバージョンを指定することができませんでした。
バージョン指定ができないと何が困るかというと、最新のoctocovでバグや意図しない動作が発生した際に1つ前のバージョンに固定するというワークアラウンドがとれないことです。
そのため、従来は octocov のバージョンと octocov-action のバージョンを同期させることで、バージョン指定ができるようにしていました。
今回 Composite actionにして任意のoctocovを指定できるようになりました( with.version:
セクション )。
Actionのセットアップ速度が向上した
2つ目の効果です。
Docker container actionの場合Docker imageのpullとコンテナの起動が必要ですが、それが必要なくなりました。
そのかわり、途中でoctocovのリリースバイナリを取得する必要があるのですがそれでも体感で速いです。
今後リリースバイナリのキャッシュなどをするようにするとより速くすることが期待できます。
octocovの実行ディレクトリを指定できるようになった
with.work-dir:
セクションを指定することでoctocovの実行ディレクトリを指定できるようになりました。モノレポな環境で便利だと思います。
このような新機能が追加しやすくなったのもComposite actionに変えた効果ともいえます。
Docker container actionのActionの今後
octocovがv0.xである限りはDocker container action版のoctocov-actionもメンテナンスしていく予定です。従来通り uses: k1LoW/octocov-action@v0
で使用できます。
というわけで
octocov-action v1 をリリースしました。 uses: k1LoW/octocov-action@v1
で何も設定を変えずにすぐに使用できますので是非ご利用ください。
今後もoctocovをどうぞよろしくお願いします*1。
*1:そういえば、もし活用している企業様がいらっしゃいましたらこそっとでいいので教えてください。単純に喜びます