改訂新版 Emacs実践入門を読んでEmacsのカンを取り戻す
[改訂新版]Emacs実践入門―思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 大竹智也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
まさに!この俺的最高のタイミングで!改訂新版が出ました!
Emacs実践入門読んでいます
[改訂新版]Emacs実践入門、ちょうど自分の.emacs.dの修正の参考にしていて修正しつつなので進みが遅い。一気に読んでからにしようかな。
— k1LoW (@k1LoW) 2017年10月11日
既に発売から1ヶ月以上がたっていますし、東京では出版記念イベントも開催されている中、自分は何をやっていたかというと
.emacsをいじっていました。Emacs実践入門を片手に。
改めて自分の.emacs(正しくは.emacs.d/)を見ると、動いているかわからない設定や使っているかわからない設定が多くありました。(一見して意味のわからない設定もあり、Emacs Listp力が下がっていることを実感。。。)
というわけで、1つ1つ最初から設定を作ることにしました(仕事に影響のないように、仕事のEmacsの設定はいじっていません)。
Emacsはエディタを実装するフレームワーク。 init.el に書き込むことでユーザー自身の手で完成する。
— tad3 (@tadsan) 2017年10月27日
個人的には、やはり第5章以降の拡張の章からがポイントです。
これは個人的感覚なのですが、なんかインターネット上でEmacsの設定の話題が少なくなったように感じています。多分自分の興味がEmacs以外にそれていたからだとは思っているのですが、どうなんでしょう?
そういう自分のEmacs情報へのリーチ力が弱まった今、日本語で、書籍で、十分に意味の説明がついた、拡張に関する紹介を得ることができるのは最高です。
Emacs実践入門と自分の.emacsを見比べながら、「あー、そうだった!そうだった!」という気持ちでEmacs力の高まりを感じています。
ちなみに今は、syohexさんの.emacsも見ながら「良さそうーこれこれ」という感じです。
休日に趣味のようにやっているので、まだまだかかりそうです。
これからEmacsを触ろうとする人にとって勧められる書籍はこれしかない
正直、これからEmacsを始める人にとって、インターネットも含めて最良の情報はもうこの書籍しか選択肢はないのでは?と思ってしまいます。
選択肢が1つしかないのは少し残念ですが、逆に考える必要なく「これ」と言えるので良いかもです。
その先はEmacs JPのサイトとSlackチャンネルへ是非。「改訂新版 Emacs実践入門→Emacs JP」で完璧です。
http://emacs-jp.github.io/emacs-jp.github.io
Emacsで良いのか
現状のEmacsに満足することの弊害はEmacsが竹槍として完成することだと思ってるので、その未来を避けたい。
— tad3 (@tadsan) 2017年10月28日
なぜ自分が今もEmacsを使っているのかというと、「(本当に)自分の好きにカスタマイズできるから」「集中力の続かない自分にとって、カジュアルに他言語のリポジトリに移ってそのモードで書き始めたり、エディタ内でシェルを起動したりが楽」ということなんですが、そういえばいつからかEmacs Lispをあまり書かなくなりました。
なんというか、このまま興味が終わったらダメだとは感じます。止まったらダメ*1。
改訂新版 Emacs実践入門をきっかけにまた自分のEmacsの向上をやっていこう、と思いました。
結局Emacs好きなんで。
最後に
今回、改訂新版 Emacs実践入門の著者である d:id:tomoya さんご恵投いただきありがとうございました。
この書籍で、日本の書籍界のEmacs情報がアップデートされたことは本当に喜ばしいことすごいことだと思います。
そういえば、初版のときもtomoyaさんに書籍をいただき、エントリを書きました。
このときの"Emacs初心者"が今の私の奥さんです。